検察が、不十分な会計疑惑などを提起されていた「正義記憶連帯」に対する家宅捜索に乗り出した。
ソウル西部地検刑事4部(部長チェ・ジソク)は20日(水曜日)午後、ソウル城山(ソンサン)洞に位置した正義記憶連帯事務所と戦争と女性人権博物館を家宅捜索した。検事2人に捜査官10人が乗り出し、同日午後6時ごろ開始された家宅捜索は、(午後10時現在)4時間以上続いている。
検察の捜査官たちは、同日午後5時ごろ正義記憶連帯事務所の前に到着した。しかし、正義記憶連帯側が「弁護士の立会いの下で、押収捜索を受ける」として弁護士が到着した午後6時ごろから、押収捜索が始まった。
現場のある検察関係者は「正義記億連帯側の弁護士は3〜4人ぐらい来た」「こんなに多くの弁護士が立ち会うのは)初めて見た」と話した。また別の関係者は「確保する会計資料などが非常に多く、家宅捜索が終わるのは午前0時を過ぎるだろう」「資料は分析中だ」と伝えた。
家宅捜索現場にはイ・ナヨン(タレント)理事長、オ・ソンヒ人権連帯所長など正義記億連帯の関係者たちも立ち会った。ユン・ミヒャン議員(元韓国挺身隊問題対策協議会代表、前正義義記憶連帯理事長)は姿を見せなかった。
家宅捜索が始まる頃、正義記憶連帯の関係者は建物の外に出て「捜索が終わった後、立場を明らかにしたい」としたが、約3時間後の午後9時ごろ「立場の発表はないだろう」と言葉を変えた。

不透明な会計など正義記億連帯と関連した疑惑は、この5月7日、初めて浮かび上がった。日本軍慰安婦被害者のイ・ヨンス(92)さんが「慰安婦団体に利用された」「寄付金がお婆さん達に使われた事はない」と主張した為だ。
以降、挺対協と正義記億連帯の不透明な会計と共に、ユン・ミヒャン議員が寄付金を個人的に流用したという疑惑も連日報道されていた。
国税庁に公示された公益法人決算書類によると、正義記憶連帯がこの4年間で計上した寄付金は49億7344万ウォンだ。しかし、被害者支援事業として支出した費用は毎年2000万ウォンに過ぎなかった。また、ユン・ミヒャン議員が個人の銀行口座に故キム・ボクドンさんの葬儀費など寄付金を受けてきた事実も明らかになっていた。
このように相次いで提起される疑惑に、司法試験準備生の会(サジュンモ)、法治主義を正す行動連帯(法洗練)などの市民団体は、正義記憶連帯の関係者たちとユン・ミヒャン議員を不正会計や寄付金横領の疑いで検察に告発していた。今まで正義記憶連帯の関係者らを対象に受け付けられた告発件数は10件以上となっている。
特に法洗練は、ユン・ミヒャン議員が、京畿道安城市の慰安婦憩いの場を高値で買い入れた後、安値で売却し、正義記憶連帯に損害を与えた業務上背任の容疑で告発していた。正義記憶連帯はこの2012年、この憩いの場を7億5000万ウォンで買い入れた後、先月(2020年4月)4億2000万ウォンで売却していた。
正義記憶連帯は5月12日、記者会見を開き「専門性不足の為、会計帳簿上、一部にミスがあった」と述べながらも「寄付金を故意に流用した事はない」と主張していた。
疑惑が続くと、ユン・ミヒャン議員はこの19日、イ・ヨンスさんが居住している大邱(テグ)にあるホテルを訪れて、土下座をしながら「申し訳ない」として許しを求めたという。
しかし、20日、イ・ヨンスさんの側近とされるA氏は、中央日報との電話インタビューで「ユン・ミヒャンさんが近づいて来たので会ったが、イ・ヨンスお婆さんが許したわけではない」と答えた。 イ・ヨンスさんは、来る25日(月曜日)、大邱(テグ)市で記者会見を開き、これまで提起されてきた疑惑に対する所感を明らかにする予定だ。
韓国ネイバーから「中央日報」イ・ウリム記者、キム・ジア記者
引用ソース
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=102&oid=025&aid=0003002355
韓国人ネットユーザーの反応は【速報:第二弾】で翻訳UPします。
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